初心者必見!イーサリアムについてわかりやすく説明

イーサリアムとはどんな仮想通貨なのか?

「ビットコインと何が違うの?」

という方のために簡単にわかりやすく説明します。

イーサリアムとは

イーサリアムの基本情報

名称 Ethereum(イーサリアム)
公開 2014年
コード ETH
開発者/開発組織 Ethereum Foundation
コンセンサスアルゴリズム 現在:Proof of Work
今後:Proof of Stake
発行枚数  約9900万枚(上限未定)

イーサリアムは、2013年にヴィタリック・ブテリンというロシア人の青年によって開発されました。

2018年9月20日現在、ETHの価格は約23,000円で時価総額が約2兆4000億円で1位のビットコイン(約12兆円)に次いで第2位となっています。

そして、注意しないといけないのが、

イーサリアム=仮想通貨ではありません。

イーサリアム=分散型アプリケーション構築のためのプラットフォーム
(プラットフォームとは環境や場所という意味です)

そして、そのプラットフォーム内で使用される通貨がEther(以下「ETH」)です。

なので、皆さんがイメージされている実際に取引所で仮想通貨として売買されているのはETHの方です。

ETHの特徴

ETHはビットコインと同じ仮想通貨ですが具体的にどのような特徴があるのか説明します。

1.送金完了までの時間が早い

仮想通貨における送金時間は基本的にブロックチェーンにおける1ブロックにおける生成時間に依存します。

ビットコインは1ブロックの生成に約10分間必要なのに対して、ETHでは約15秒とされています。

こちらのサイトでETHのブロックが生成されてるのがリアルタイムで確認できます。
Ethescan

なのでビットコインに比べて送金時間が早いです。

ただし注意していただきたいのが

ブロック生成時間=送金時間

ではありません。取引所や時間帯によっても送金時間は変わってきます。

2.発行上限・半減期が無い

ビットコインはコインの発行上限と半減期を設定する事により希少性を高め価値を保っています。
初心者でもわかる!ビットコインってどんな仮想通貨?参照)

しかし、ETHでは発行上限と半減期が設定されていません。

これらを設定しない事によって、ETHがマイニングより無限に増え続けインフレが起こり価格が落ちる可能性が懸念されます。

しかし、イーサリアムはアップデートが予定されており、その際に発行上限が設定される可能性は大いにあります。

分散型アプリケーションとは

分散型アプリケーションは以下のように定義されています。

アプリケーションがオープンソースであり、オペレーションは自動であり、中央のコントロール主体を持たない(非中央集権)。そして、ユーザーによってアプリケーションが改善される。

②アプリケーションのデータや記録は、分散化されたブロックチェーンを利用していること

③オープンかつ流通可能な暗号化トークンを持ち、アプリケーションを利用する際にそのトークンを利用すること。また、ユーザーに報酬が発生する場合はそのトークンによって報酬が支払われること。

④ユーザーが暗号アルゴリズムによってアプリケーションへ貢献することにより、トークンが生成されること

(参考元:https://github.com/DavidJohnstonCEO/DecentralizedApplications)

ポイントは管理者がいないという部分です。

世の中のほとんどのプラットフォームは管理者が存在します。
(例えば仮想通貨の取引所のBitflyerなどのあらゆるサービス)

管理者がいない分散型アプリケーションには大きなメリットがあります。

管理者がいない(非中央集権的)のメリット

  • 管理者の都合(利益)のためにユーザーが振り回されない
  • 取引に透明性がある
  • 管理者不在のためユーザーによる柔軟なアップデートが可能
  • ハッキングのリスクが低い


以下のジャンルでDAppsがリリースされている

  1. 分散型取引所(DEX)
  2. ゲーム
  3. 予測市場
  4. 分散型ストレージ
  5. 著作権保護
  6. 身分証明

仕組み

イーサリアムでもビットコインと同様にブロックチェーン技術が使われています。

そして、イーサリアムの持つ最大の特徴がスマートコントラクトです。

スマートコントラクト

スマートコントラクトとは、簡単に言うと

契約内容が人の手を介さずに自動かつ正確に実行する仕組み(概念)

の事です。

スマートコントラクトは以下の概略図で表されます。

重要なポイントとしてはイベント発生から決済までが自動で行われるという点です。

この仕組みは何も仮想通貨に限った話ではありません。

スマートコントラクトは1990年代にNick Szaboという暗号学者によって最初に提唱されました。

スマートコントラクトの例えとしてよく自動販売機が挙げられます。

自動販売機の場合

  1. 自動販売機にお金を入れて
  2. 飲みたいジュースを選択したら
  3. 選択されたジュースを落とす
  4. お釣りがあればお釣りを返す

という一連の設定されたプログラムを自動的に仲介者を挟まずに実行することができます。

ではイーサリアムの場合は、このスマートコントラクトとブロックチェーンを組み合わせる事により

改ざん不可能な契約自動で執行することが可能になります。

この技術を用いる事により、第三者が不要となるため契約に要する時間の短縮や費用の削減が望めます

具体的に、以下の分野での利用が期待されます。

  • レンタカー
  • 不動産賃貸
  • 電子コンテンツの貸与、贈与
  • 弁護士や会計士などの士業
  • クレジットカード
  • マルチシグ

(例)
・カーシェアリング

料金を払う → エンジンが始動できるようになる

・音楽の著作権

楽曲の購入や再生数をブロックチェーン上で管理し、楽曲と紐づけられた著作権者に直接使用料が振り込まれる。

→JASRACが必要なくなり、アーティストの報酬が増える

・キーレス宅配ボックス

宅配ボックスへの配達、利用者の受け取りなどの一連の流れを全てブロックチェーン上に管理し、スマートコントラクトによって施錠・開錠までを自動で行えるサービス。

・KDDIによる端末修理システムの実証実験

顧客が故障した携帯電話をショップに持ち込む

店舗が複数の修理業者に対して条件を提示

修理業者と顧客が提示した料金がマッチしなければ顧客にその旨を伝えて売却したほうがいいかを問い合わせる。マッチすれば修理を継続し、状況は店舗と顧客がいつでも把握できる

修理オペレーション実証実験 異なる事業者間における契約自動化実験

(出典:http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2017/09/27/2694.html)

スケーラビリティ問題

イーサリアムだけに関わらず仮想通貨全体が抱えているスケーラリビティ問題について説明します。

スケーラビリティ問題とは、

利用者が増加する事により取引データが増加し、処理に時間がかかり、結果として送金の遅延や送金手数料の高騰が発生する問題の事です

どういう事かと言うと、

取引が大量に発生

取引量が、規定の時間で格納できる容量(ブロックの容量)を超える

処理しきれない取引が溢れる

いつまでたっても決済や送金が完了しない

これをスーパーでの買い物に例えると、

取引量=お客さんの数
ブロックの容量=レジの数

お客さんの数が増えるほど、レジ待ちの人数が増え(取引量が増え)、会計までの時間(送金時間)がかかりますよね?

それと同じようなイメージです。

今後このスケーラビリティ問題を解決すために以下の3つの技術が実装される予定です。

  • Raiden Network
  • Plasma
  • Sharding

この技術に関しては他の記事で詳しく説明していきます。

ハードフォーク

イーサリアムでは以下の4つのハードフォークが行われることが決まっています。
(ハードフォークとは仕様変更より通貨の改善を行う事です

  1. Frontier(フロンティア)
  2. Homestead(ホームステッド)
  3. Metropolis(メトロポリス)
  4. Serenity(セレニティ)

詳しくは他の記事で説明しますが、2018年9月現在、FrontierとHomesteadは終了しており、Metropolisの段階です。

Metropolis完了後、Serenityが行われる事によりイーサリアムが完成する予定です(時期は未定)。

まとめ

以上、イーサリアムについてどのような特徴を持つのか、実際にどのような事に応用可能なのか、問題点も含めて説明しました。

イーサリアムの持つスマートコントラクトという機能は世界的に非常に注目されており、将来が期待されるプラットフォームです。

今後もイーサリアムについて深く掘り下げた記事をお届けしますので楽しみにしていてください。

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